建設業界ガイドブック
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■RCCM資格制度(シビルコンサルティングマネージャー) (一社)建設コンサルタンツ協会RCCM資格制度事務局 TEL 03-3221-8855関係団体(一社)建設コンサルタンツ協会 http://www.jcca.or.jp/ TEL 03-3239-7992■一・二級建築士■木造建築士■構造設計一級建築士■設備設計一級建築士 (公財)建築技術教育普及センター TEL 03-6261-3310関係団体(公社)日本建築士会連合会 http://www.kenchikushikai.or.jp/  TEL 03-3456-2061 皆さんが日ごろ利用している“道路や橋、鉄道、空港、港、公園などの公共施設。上下水道、電気、ガスなどのライフライン。災害から私たちの命を守るためのダムや堤防、防波堤など”の土木施設は、社会資本や社会インフラといった総称で呼ばれています。建設コンサルタントは、これらの社会資本の計画や設計をしたり、その建設工事の施工監理や建設後の維持点検をするなどの土木技術サービスを提供する職業です。また、近年では「建設」という枠を超えて、エネルギー、教育、福祉、農業などの広い分野へも取り組みを展開しています。 建設コンサルタントは、独立した責任ある立場での専門家集団として、国や地方自治体等の行政機関を支援する役割も担い、「街や人の未来を考え、人々に幸せをもたらす夢のある仕事」、また、「みんなの暮らしに役立つ社会から求められる仕事」といえるでしょう。建設コンサルタントは、現代社会の課題だけでなく、将来の社会を支えるためにも重要な役割を求められていますから、社会の課題に向き合い新しいことにチャレンジできる人が能力を発揮できる職業です。 建設コンサルタントの仕事は、次のテーマに整理することができます。◇安全・安心に暮らせるまちづくり 安心して生活・移動できるユニバーサル社会の実現◇強靭な国づくり・地域づくり 各種防災計画の策定や地域の防災意識の向上◇社会資本を生かし長持ちさせる 土木構造物の長寿命化計画や維持管理に係る新技術の開発◇自然環境を守る 自然環境の保全再生や循環型社会の構築関連する免許・資格など 公共施設や住宅、オフィスビル、スタジアムなど、建築物の設計と工事監理を担うのが建築士です。建築士は国家資格で、医師や弁護士などと同様の「業務独占資格」の一種です。一定規模の建築物の設計や工事監理は、建築士の資格者でないと行うことができません。 設計と工事監理ができる建築物の構造や規模に応じて、「一級建築士」「二級建築士」「木造建築士」の3種類があります。また、一級建築士取得後に一定の業務経験を積み、所定の講習会を受講して修了考査に合格すると、「構造設計一級建築士」や「設備設計一級建築士」になることもできます。 建築士の仕事は広範囲に及び、企画、設計、施工、維持管理というすべての段階に関わる機会があります。例えば官庁やデベロッパーに勤務する人は企画や維持管理に、設計事務所に勤務する人は設計に、ゼネコンやハウスメーカー、工務店に勤務する人は設計または施工に、それぞれ携わるケースが多くなります。 手掛ける案件も、建築物単体にとどまりません。建築物周辺の外構、広場や公園などのランドスケープデザイン、まちづくりや再開発事業など、幅広い分野で活躍することができます。 建築士の中には、設計事務所やゼネコンなどでの経験を経て、独立する人も珍しくありません。他の建設系の業種に比べて、女性の活躍が目立つのも、建築士の特徴の一つと言えます。関連する免許・資格など5737 建設コンサルタント社会資本整備のための技術コンサルティングサービスを提供38 建築士建物の設計から工事監理までを一手に

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