建設業界ガイドブック
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■1・2級鉄骨製作管理技術者■建築鉄骨製品検査技術者■建築鉄骨超音波検査技術者 (一社)全国鐵構工業協会 TEL 03-3667-6501関係団体(一社)鉄骨建設業協会http://www.tekken-kyo.or.jp/ TEL 03-5829-6124文字通り建築物の「骨」 建築物には、柱と梁に使用する材料によって、木造、鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)、鉄骨造(S 造)があります。SRC造とS造の柱と梁には、鋼材を材料とする「鉄骨」が使用されています。鉄骨は、人間に例えれば骨そのものであり、建築物の重要な部分を担っています。 建築物の鉄骨は、設計図書に基づき、鉄骨生産工場で鋼材の切断、穴あけ、溶接などによって、建築部材としての柱、梁などに加工されます。そして、建設現場に搬入され、建設に伴う溶接やボルト締めなどがなされ、本体工事に主として使用されます。関連する免許・資格など 鋼材(スチール)を骨組みとするビルや橋(構造物)を製作し、現地に据え付ける仕事です。仕事は現場での施工だけでなく、多岐にわたります。  「鉄骨」でつくられる超高層ビルや明石海峡大橋の建設に代表される日本の鉄骨建築技術や橋桁の製作・架設の技術は、世界屈指と評価されていて、海外への技術援助などにも大いに貢献しています。 長期的に、建て替えも含めて鉄の需要は減ることはありません。橋についても、道路や新幹線、長大橋の整備など、工事の需要は安定的に推移するでしょう。 一人ひとりの技術力と判断力が、製品や工事の仕上がり具合に大きく反映する仕事です。ですからこの仕事の先輩たちには、国家資格や諸資格の取得者がたくさんいます。 若い人は経験を積み、いろいろな資格を取得していくことになります。それが会社全体の技術力の向上と信用に大きく役立つとともに、一人ひとりの大きな財産となります。 職業人として大きな誇りを持てる仕事です。37どんな仕事?仕事のやりがい16 鋼こうこうぞうぶつ構造物工事業鉄骨を据え付けてビルや橋をつくる世界屈指の技術で海外の工事も支援

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