建設業界ガイドブック
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■1・2級土木施工管理技士(2級学科  ) (一財)全国建設研修センター TEL 042-300-6860■1・2級舗装施工管理技術者 (一社)日本道路建設業協会 TEL 03-6280-5038若高校等在学中に取得可能な資格関係団体(一社)日本道路建設業協会http://www.dohkenkyo.or.jp/ TEL 03-3537-3056仕事は「カーリング」のようなチームで 舗装工事は数人でチームを組んで行います。機械化されてはいますが、細かい部分の「手ならし」など、やはり人の気配りが重要です。チームが一丸となって、アスファルトフィニッシャの移動とともに仕事を進めていく様子は、冬季オリンピックのカーリング競技に似ています。若 道路の表面を強化して、人や車が快適に通行できるようにする仕事です。 舗装には、雨天時のぬかるみや乾燥時の砂ぼこりの飛散を防ぎ、道路の寿命を延ばし、また騒音や振動を防ぐ役割があります。最近では舗装材料のリサイクルや、水がしみ込む透水性舗装など、環境に配慮した技術革新が進んでいます。 舗装の厚さは、数センチから数十センチ程度。5ミリでも狂ったら、長い道路全体に及ぼす影響は大変なものになります。舗装工事業は、ミリ単位の精度で施工する仕事です。 舗装の種類には、使う材料によってアスファルト舗装やコンクリート舗装があり、それぞれ特徴があります。 例えば、代表的な舗装材料であるアスファルトは、冷めたら固まってしまいます。そこで、固まる前にすべての仕上げを行わなければなりません。シビアな温度管理とともに、スピーディーで確実な施工が求められます。 舗装工事は、土木工事の中でも機械化が進んでいる業種です。ダンプトラック、ロードローラ、タイヤローラ、アスファルトフィニッシャなど、いろいろな車両を使います。ですから、ローラの運転、大型・特殊など車両に関わる資格は必需品です。機械化が進んでいることから、最近では女性技術者・技能者も増えています。関連する免許・資格など25どんな仕事?仕事のやりがい04  舗ほそう装工事業道路の表面を強化し快適性を高める環境に配慮した技術革新も進展

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